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ライフ18 vs準備書面(1) part4 の続きです

第4 被告の答弁書中の第5 被告の過払い金の主張に対し以下のように反論する。
   被告は,企業価値を維持するため,本件更生手続開始申立てを契機とするカード会員
  の退会を防ぐことを目的として,更生手続においては,被告の営業全体をスポンサー
  企業であるアイフル株式会社に譲渡して弁済資金を調達することが予定されており,した
  がって,会社更生手続申立時に全国約632万人との間で締結していたカード会員契約を
  維持することを前提として申立てがされた。すなわち,被告も,被告の営業を引き継ぐス
  ポンサー企業も,カード会員契約の維持・存続,この契約に基づく取引の継続を前提とし
  て行動していた。
   そのため,企業価値の維持,すなわち顧客によるカード契約の解約の防止が本件更生
  手続が成功するための必要条件であるとの認識のもと,申立ての日に東京地方裁判所
  が発した保全処分決定においては,クレジットカードの使用によって負担する債務の弁
  済は裁判所の許可を要しないとされたし,被告は,平成12年6月2日,全国各紙に「ライ
  フカードはこれまで通り使えます」との社告を掲載して宣伝した。その宣伝の際,既存
  過払い金返還債権について債権届出をしないと失権することがあるようなことを付け添え
  てはいない。
   これは,既存の顧客に対し,本件更生手続の前後におけるカード会員契約の連続性を
  印象付けることを目的とするものであり,実際,顧客に対し,自らのカード契約上の地位
  に変化がないとの印象を与える効果があった。
   他方,上記印象に符合する実体を整えるため,本件更生手続においては,その申立て
  から終結決定に至るまで,一貫して顧客とのカード契約に基づく取引が更生裁判所の許
  可を要する事項から除かれており,本件更生手続の前後を通じて被告と取引を継続し
  ていた顧客から見れば,外形的にはカード契約に基づく取引はあたかも本件更生手続の
  埼外に置かれているかの如き様相を呈していたといえる。
   そして,カード契約が本件更生手続により何ら変容をきたさないとの印象を顧客に与え
  ることは,まさに被告が目的としていたところである。
   一方,原告が過払い金の存在を知ったのは,被告から取引履歴を取得し,完済して,
  引き直し計算を行ったことによるもの,すなわち,残高が変動するこのような金銭消費貸
  借契約においては,その取引が終了した時点で初めて過払金の存在を知ることになる。
  (最高裁平成22年1月22日第一小法廷判決)よって,原告が更生債権としての届け出
  期間に債権者届をしなければ失権するとの被告の主張は矛盾するものであるから,本件,
  損害賠償請求権は上記の過払金の存在を知った時点で発生することとなる。
  ここは間違えました。
  損害賠償(過払)請求権は過払いが生じた時点で発生し、
  これを実際に行使できるのは過払いであることを知った時点、
  すなわち引き直し計算をした時点ということになります。
  ですから「発生することになる。」ではなく、 「行使可能となる。」が正解です。

   被告は,既存過払金の返還請求権は更生債権であり,原告が更生債権として届け出て
  いない以上,旧法241条により失権した,あるいは,既存過払金を塞準日後の貸付に充当
  する合意は旧法163条1号に違反する等と主張するが,これらの主張は,基準日の前後
  で本件基本契約上の地位に不連続があることを前提とするものであり,被告が顧客に与
  えた上記印象とは矛盾するもめであるから信義則に反するものであり,被告が主張する失
  権効は理由がない。

 原告の債務残高について
   原告の利用した一部加盟店からの被告に対する売上請求(立替払の依頼)は停止処理
  が完了しており、また、一括返済時に本カードの解約は予約済みである。本準備書面作成
  時にも、被告会社にこの立替払の完了後に解約となる予約となっている事を確認してい
  る。よって残高は売上請求停止以前に確定したもののみで、以降、増加はしない見込みで
  ある。

第5 更生債権の失権効に関する裁判例
   本件事案と同様の不当利得返還請求事件について,近時,下級審において従前の最高
  裁判所判決を異とする裁判例がある。(甲4号証,甲5号証,甲6号証)

神戸地裁・大阪高裁などの下級審ではライフ会社更生法の免責を認めない判決があります。
これらの判決文などから主張しました。
会社更生法前については法律関係も複雑になり素人には難しいテーマです。
判決文は兵庫弁護士界のHPで検索できます。
ライフの判決例はここをクリック

ライフの会社更生前については、
平成17年6月9日の最高裁判決(上告棄却判決)があります。これは、
会社更生決定によって過払金返還債務が免責されることは違憲ではないとして
憲法違反か否かの判断でした。
(判例検索でも出ないので、後ほど乙号証にある判決文をUPします)

この判決以降の下級審での勝訴判決は、信義則に反するか否かを争点として争っていました。

この準備書面作成時は、出ていない判決でしたが、
平成21年12月4日の最高裁第一小法廷はこの争点に対して、
届出しない過払い金請求権は失権しても、
信義則違反や権利濫用とはいえないと判断しました。

・会員の脱会防止のため、東京地裁許可の下、新聞に「ライフカードは,これまで通りお使いいただけます。」という見出しの社告を掲載したこと
・過払い金請求権の多数の存在を認識していたこと
・債権届け出をするように特別な注意喚起をしなかったこと

これらは、信義則違反ということはいえないとしました。

もしこれが信義則違反だというのであれば、
すべての債権者に対しても同様となり、
過払い金請求権の債権者だけは特別に注意しなければならないのであれば、
過払い金請求権だけは特別という理由(他の更生債権と不公平にならない根拠)がなければならないが、そんな理由はないでしょ。
と言うことでしょうか。

違憲が×
信義則が×

となると、今後はライフの倒産手続きにおいて、
他の更生債権とは異なる手続き上の不備を争点とするしかないように思います。

この点については、貸金業者と管財人弁護士による倒産処理テクニックによって、過払い金返還債務を免れることを許すことにもなりかねないと思います。



ライフ20 vsライフ準備書面(1) part6につづく・・・


ライフル社員のみなさん、
再就職先(できればの話だが)では 想像以上の責め苦 に会うよ。


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コメント
この記事へのコメント
第一回期日
こんにちはカンリショクさん
もうすぐ判決ですね。ドキドキされたりしますか?

私は1月15日が一回目となりました。
初めてなのでかなりドキドキしてます(笑)
11月下旬に訴状提出してかなり間が開いたのは多いためのようです
しっかり理論武装して臨みたいと思います
2009/12/09(水) 13:49 | URL | naru #-[ 編集]
ライフ更生には当時東京地裁が積極的に関与しています。これを同じ裁判所が否定することはできないのでしょう。また、外資を巻き込んだ手続を否定すると、事は日本国内の話だけでは済まなくなります。裁判所にそんな勇気は無いということなのでしょう。
2009/12/10(木) 12:45 | URL | 司法書士 #-[ 編集]
訴内和解しました
今日ライフ弁護士からの強い要望で電話会議になりました。

判事から判決でも更生前の過払い返還は無理と言われていたので、更生後の過払い金の満額、支払日までの利息に訴訟費用の半額を上乗せしました。

最初は今日までの利息で、と言われましたが1月末までの数千円も上乗せしたので、ライフ弁護士が呆れていました。
後は会社が倒産しないことを願うばかりです…。
2009/12/10(木) 22:46 | URL | みか #-[ 編集]
こんにちは
いつも拝見し、参考にさせて頂いております。

「もしかして過払いがあるかも・・・」
と思って動き出したのが9月。
その後、少額の過払い金があった2社とは9割(最初だったので押され負けしてしまいました(^^;))で和解し、現在は3社を相手に訴訟しようと思っています。
そのうちに1社・マルイですが、以前は本人が交渉しても満額で和解できたようですが、現在は
「こちらで計算したところ、**万円の過払い金で、**万円での和解の用意があります!」
と一方的にまくし立てられました。
「和解してください」
と言えとは言いませんが、どちらが債権者なのか分からなくなるような対応でしたよ。
刻々と状況は悪くなっているみたいです。

実は明後日、訴状を提出してこようと思い準備中です。
怖がってノロノロしていたことで、かえって解決への道のりを遠くした気がします。

これからが正念場ですので、カンリショク様の「準備書面」などを参考に頑張ります(^^)v
2009/12/13(日) 15:43 | URL | ミモザ #-[ 編集]
コメントありがとうございました。
カンリショクさん、初めまして。
コメントありがとうございました。
内容の濃さもさることながら、貴ブログの闘う姿勢に感銘を受けて、これまで何度も訪問させて頂きました。過払い金の存在を知ってまだ3か月の新米です。今後ともよろしくお願いします。

「貸金業法施行時期を根拠とする不法行為」
「告知義務違反としての不法行為」
「架空請求行為としての不法行為」

を、一応 ”請求の原因” として主張しました。
プロミスは名古屋高裁と高松高裁で不法行為で敗訴しています。このふたつの不法行為判決部分をコピペするだけでもけっこう使えそうです。
2009/12/13(日) 22:34 | URL | fuhokoui #YqnU5GyA[ 編集]
Re: naruさんへ
1月15日が一回目ですか。
最初は皆ドキドキしますが、擬制陳述なので次回期日を決めて終わりだと思います。
聞かれるとしたら和解の話し合いはしたか位です。
判事によっては悪意の受益者の根拠は?とか聞いてくるかもなのでその辺はカンペ用意しておきましょう。

私は判決待ちでノンビリです。
2009/12/14(月) 12:52 | URL | カンリショク #-[ 編集]
Re: 司法書士さんへ
確かに同じ裁判所では自己否定する勇気はないかも知れませんねぇ。

私はとりあえず24日の判決を待ってみる事にします。

それと、メールフォームを用意しましたので非公開コメントはそちらにお願いします。

どうも毎日のようにラ●フは訪れているようなので。

なので伏字です。
2009/12/14(月) 14:12 | URL | カンリショク #-[ 編集]
Re: 訴内和解しました
相手も一円だってまけないのだから、コッチも一円もオマケする必要は無いですよ。
ナイスジョブです。

アイフルの今期決算予想は黒字ですから安心してOKです。
まず倒産することはありません。
アイフルが潰れても虎の子ライフは潰れません。
アイフルも潰れませんけどね。

日本の市場経済から見れば、アイフル1社が潰れると今の日本はガタガタになります。
そんなことはありえませんよ。

私もADRの記事は書いたことがないのはそういうことです。
書けば書くほど風説の流布になって、嘘から出た真になっちゃいます。

これに惑わされて5割減額とかしちゃってる人がいますけど、サラ金の方が一枚上手ですね・


2009/12/14(月) 14:20 | URL | カンリショク #-[ 編集]
Re: ミモザさんへ
ミモザさんこんにちは

丸井の状況は全然悪くなってませんよ。
他のサラに便乗してるだけです。
IR情報と決算見通しを見れば分かりますよ。

丸井は訴外和解が多い分、裁判はヘタクソじゃないですか?

しっかり理論武装すれば大した相手じゃないですから頑張って下さい。
2009/12/14(月) 14:24 | URL | カンリショク #-[ 編集]
メールフォームの件了解いたしました。

2009/12/14(月) 16:54 | URL | 司法書士 #-[ 編集]
ありがとうございます(^^)
こんばんは、ミモザです。
お返事を頂きありがとうございます!
明日訴状を提出に行くので、こんな時間まで書類のチェックをしています(^^;

なるほど・・・IRですね。
あまりにも強気な言いっぷりだったので、
「よほど苦しいのだろう」
と思い込んでしまいました。
これから訴訟を起こそうという者が、思い込みだけで判断していてはいけませんね(反省)

判例の慣れない言い回しに苦戦していますが、カンリショク様のブログを何度も読み返して理解を深めて、理論武装で頑張ります。
本当にありがとうございますm(_ _)m
2009/12/15(火) 01:21 | URL | ミモザ #-[ 編集]
訴訟で減額和解に応ずるべきか
これはいつも悩むところです。依頼者の事情によって対応を変えていmす。生活費として緊急に必要である方とか、亡くなった親御さんの過払金訴訟を相続人として行っている方で争点の立証に困難があるとか、その他やむを得ない事情で早期解決が必要な方は減額和解もあります。但し、サラ金の請求から解放されて後は過払を受け取るのみという方に、私は安易な和解をするべきではないと説明しています。
なぜなら、安易な和解をすることによってサラ金に不当な収益を残すことになり、サラ金はそのお金で新たな被害者を生み出すからです。サラ金苦から解放された皆様には、ぜひ未だ法の救済の届かない同じ被害者の方への支援の一環として、全額の請求して頂きたいと思っております。
 ところで、私はサラ金が言う、「もうすぐつぶれそうです」との発言を全く信用して居ません。情報は内容が同じものでも出所によってその信憑性が大きく異なるものです。情報発信源が何を目的にして発言をしているのかを考慮する必要があります。本来、倒産情報というのは最もシビアな情報のはずで、当事者がうかつに発言できることではありません。それにもかかわらずサラ金が自ら「つぶれそうだ」と発言するのは、過払い金の減額という目的があるからです。
私は、サラ金が「つぶれそうです」と言ったときには、「結構です。倒産して回収できないのであれば依頼者も十分納得します」と回答しています。
2009/12/16(水) 13:24 | URL | 司法書士 #-[ 編集]
Re: 訴訟で減額和解に応ずるべきか
司法書士さんコンニチハ
「急ぐ」等の事情がなければ和解する必要は無いでしょうね、同感です。
特に依頼型の場合は、自分で動く必要がないのでノンビリお任せが良いと思います。

「倒産しそうです」では、私も同意見です。
雑誌記事を証拠にして「ウチは潰れそうです」なんて、普通は逆に打ち消ししますよね。
どこかのサラがこの手で減額和解や支払い延期で成果を出してるのを他社が真似て「上手く丸め込めれば儲けもの」と追随してるだけだけでしょう。

ただ、本来は自制を求める過払い請求側がこれを煽っている感もあります。
弁司ブログ・弁司CM・個人ブログ・巨大掲示板などで、一部の見聞をさして検証しないまま感想として公開したり、ひどい場合は断定的に情報として提供したり。
情報を取捨選択すれば、アイ○ルも武○士も簡単に倒産なんてしないことは分かります。

「やはり法律家は法律家、経済については大半が一般人並」これが私の感想です。
(裁判官についても同様)

ネットは便利ですが、情報操作による刷り込みが簡単でスピードが速いのが怖いですね。
もっと怖いのは、過払い請求者側(特に本人訴訟)も利用されていることに気付かないまま加担していることです。

もっとも、大手の弁司事務所は気付きながら加担しているので厄介ですけど。
流石に「過払金返還は曲がり角に来ている!」なんてキャッチは煽り以外の何物でもないでしょう。
言い回しも法律家ですから、引っ掛かるような表現はしないでしょうし。

司法書士さん含めブログ公開している専門家の方でも徹底抗戦している方がいるので、皆がそうでないとは理解していますが疑心暗鬼にはなってしまいます。

業としている方は、和解なのか判決なのか迷うでしょうが、その価値はクライアント次第でしょうし、その価値も金額だけではないと思います。

私も仕事やプライベートとのバランスやプライオリティによって、何時だって方針変更するか分かりません。
元々、ミニマムラインの勝てる範囲は分かっていますから。

ところでもう直ぐ判決ですが、場合によって仮○行する時は引き受けてくれませんか?
(伏字なのは検索キーワードにかからない用心)

2009/12/18(金) 13:46 | URL | カンリショク #-[ 編集]
ありがとうございます
大量広告事務所が「つぶれそう」と言っているのは全額回収してほしいという依頼者を黙らせるためだと思います。
この手の広告事務所は、属する有資格者数では裁判してもとても出廷できないほどの事件数を受けているので、現実に提訴することができず、またそれがサラ金側にもバレているので、和解交渉で足下を見られているのです。
以前は、このような事務所については、安易な和解をしているけれど、サラ金に死ぬまで絞られるよりはマシと思っていました。
しかし、昨今、回収過払金の全額より高い報酬を取るような事務所もあり、情けない限りです。報酬基準が撤廃されているので弁護士会司法書士会による懲戒もなかなか期待できず、忸怩たる思いです。やはり現在の異常事態は過払金自主返還立法による解決しかないと思います。

我々は法律的視点しかありません。しかし、サラ金は経済的視点と法的視点のバランスを勘案してその動きを変化させます。もっと言えば多少法に反しても、資本利益率があがれば構わないと考えるのが彼ら高利貸です。彼らが何を考えているのか予測して裁判官を説得したいと考えておりますが、なかなか難しく、法律屋は法律屋に過ぎないことをしみじみと感じます。

執○手続の件ですが、ご依頼を頂き厚くお礼を申し上げます。
 しかしながら、私は、貴ブログから発言を許して頂く以上の利益を頂戴するわけにはいかないと思っております。

さらに執行手続きは書面をサラ金の本店所在地の地方裁判所に提出するだけという手続ですので、代理人を依頼されても費用がかかるだけであまり意味が無いのではないかと思います。申立書面もカンリショクさんには簡単に作成できるものです。申立書雛型が裁判所HPにPDFが公開されています。

ラ○フの場合横浜地方裁判所に申立を行うことになると思います。執行手続きは裁判所ごとに添付書面や費用が異なるので直接問い合わせをされるとよいと思います。

以前私もアイフル事案で債権(アイフルの預金口座=これまで依頼者が弁済として入金していた口座)差押書面を作ったことがあります。訴訟申立と印象に残っている相違点は、会社事項全部証明を添付しなければならない点でしょうか。

ただし、この後、判決言い渡し後に判決送達証明と執行文付与の申立を行う必要がありますが、その手続中にもラ○フから支払いの連絡があるはずです(笑)。
差押えを喰らって預金を凍結されるくらいなら支払ってしまった方が利益になると考えるのがサラ金らしいところです。


今後カンリショクさん(このブログをご覧の過払債権者の皆様も)が専門家へのご相談を検討されているのであれば地元の弁護士会司法書士会にご連絡されるとよいと思います。

会は、適当なことをしている事務所を案外知っています。そして、相談者からの問い合わせにそのような事務所を紹介しないようです。

ご不明な点があればなんなりとご質問ください
2009/12/18(金) 20:02 | URL | 司法書士 #-[ 編集]
司法書士さん、ハジメマシテ。
はじめまして、野良115です。
実はかねてから貴方には興味津々、なかなかしっかりとしたお方だなとの印象を持っていました。
カンリショクさんのブログのコメント欄で他の人に話しかけるのは少なからず遠慮していましたが、あまりの卓見に我慢出来ずに。
(カンリショクさん、ちょっとばかしゴメンね))
オイラは(一人称、オイラで失礼)弁護士・司法書士に敵対するような考えを持っていると世間一般に思われているようだが・・・。
ちょっと違います。実は司法書士には期待しているのです。
と、いうのも弁護士が判事に強く迫れない事情も理解出来るから。
弁護士にとって判事とは、ある意味、お得意さん。そのお得意さんと一見さんと、どちらが大切か?
ところが司法書士は判事との接点が少ない。だから、法に沿ってキッチリと判事に物申すことが出来る。
だから、時効案件は司法書士が不法行為で提訴するのが一番ふさわしいと思っています。
もちろん依頼人には書面及び戦略戦術面でのサポートしか出来ないことを理解、了承の上ですが・・・。
(司法書士に簡裁代理権しかないことが不正の主な原因だから、依頼人に納得してもらうことは必須条件。)
オイラのように個人で個人訴訟組をサポートするのには限界がある。時間的な制約かな?
貴方たち司法書士が適正な料金で、時効案件から過払い金を取り返すのが王道だと思いますが・・・。
ん~、司法書士依頼と個人訴訟のハイブリッドっていうとこかな?
2009/12/18(金) 20:54 | URL | 野良115 #-[ 編集]
野良115さま

過払事件に関していえば、最近の司法書士のほうが徹底しているかもしれません。しかしそれは弁護士さんが手を抜いているとか、裁判所に遠慮しているということではないのです。
 
弁護士さんは、平成18年最高裁判決によって、みなし弁済が実質的に否定されるはるか以前からクレサラ問題に取り組んでおられました。(司法書士はほとんど関心がなかったと思います。私も実務に関与するまでは全く興味がありませんでした。それだけに昔から関与している司法書士の先生は実にすごいと思いますが)
 当時は約定債権が残るか、過払金が取り戻せるか、裁判所の判断次第で、またどちらの結果もあり得たのです。この当時からクレサラ問題に取り組んでおられた先生方にとっては、依頼者の安全のための0和解、8割和解も十分にあり得たことと思います。
 また、このような先生方はクレサラ事件だけを行っておられたのではありません。当時はクレサラ事件はお金にならないボランティア側面が強く、それだけでやっていけるものではなかったのです。

 そして、クレサラ事件以外の一般民事事件の理想的解決は「三方一両損」の和解的解決なのです。なぜなら、民事訴訟とは、たまたまある事件で対立した当事者が,その後も同じ社会で共存していくという目的に合致するものでなくてはならないからです。それには双方の痛みわけによる納得的解決が必要です。なんでもかんでも判決即執行では後に禍根を残すことになります。
 
 弁護士さんや、裁判所が、この一般事件における理想的解決である「和解」を基準に事件を処理されようとするのは、ある意味日本の司法の健全さの現れと言っていいと思います。
 

ただ、ただ、過払事件だけが特殊なのです。それは、過払事件が現に進行する消費者事件としての特殊な側面があるからです。また、サラ金が債務者の社会生活を破滅させるような貸付を行い、現に改める姿勢を見せない以上、彼らと今後共存することも不可能だからです。(貸金業規制法第43条が制定された昭和50年代当時からサラ金業界でも過剰貸付、取立は話題になっていました。彼らはその後30年間過剰与信、および自力救済禁止の原則無視の取立を改めることはありませんでした。)

このようなサラ金被害の実態は実務に就き、相談者にお会いするまで全く知りませんでした。新聞、ニュースで聞いてもどこか人ごとでした。
現在、年収と同額の貸付によって、年収の3/1を吸い上げる、まさに「殺さぬよう、生かさぬよう」のビジネスモデルの恐ろしさを感じておりますが、それをどうやって裁判所に説得するのか、手段が書面に限られることもあり、正直お手上げでもあります。

この被害の実態を届けるには、やはり当事者の方に声を上げていただくのが一番かと思います。野良115さんのご活躍をお祈り致します。

現在の過払訴訟の流れは、先人の多大な努力のたまものです。後から利益を得る者はせめてその結果にただ乗りすることのないようにしたいと思っております。
2009/12/21(月) 22:51 | URL | 司法書士 #-[ 編集]
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